リンゴ狩り#3・・・(練習作品、未完)

(この部分に事務所係官とのやり取り、MP5の試射などの

場面あり。イチローの人物背景にも触れる)

 

3発バーストで狙うよりも一気に掃射した方がいいな。そう思った

イチロー君は、フルオートにセットしました。軽機関銃で上方を掃射する

のは、簡単なようでいてコツがいります。真横に振るときは腰を据えて

いれば、ブレることも無いのですが、上方掃射は左右角だけでなく、

上下角のブレも押さえなくてはなりません。

 

イチロー君の作戦はこうでした。20個近いリンゴをMP5

なぎ払って、残り5,6個にする。地上に落ちたリンゴの破片を

拾いに近づいたとき、襲ってくるリンゴがあれば、ベレッタで

1個ずつ、確実に仕留めていく。今日は両肩にホルスターを

吊るして、ベレッタ2丁を用意しています。弾倉も4個あります。

イチロー君は至近距離での射撃には自信がありました。

しかし、リンゴが10個以上群れているときは、近接戦は絶対に

避けて、専ら狙撃だけを行ってきました。

5,6個のリンゴが相手ならば、俺が勝つ。

自信も勝算もありました。

【第0回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - Novel Cluster 's on the Star!