その当時は

トピック「ツナ缶」について

小平の西友の近く、いや正確には西武新宿線小平駅の南側に、西友小平店があり、

そこから歩いて数分のところに、住んでいた。自炊も良くやった。というより

もともと、理系のクラスにいて文転した人間だから、高校化学の実験のような

ノリで、料理をつくっていた。正直言って、楽しかったし、好きだった。

 

台所は三畳の板の間に、流し台と二口ガスコンロの置けるコンロ台が付いていた。

得意料理はハンバーグだったが、今回はツナ缶レシピということで、ツナピラフ

について。自分の持っていたのは、直径18cmくらいのフライパンと、直径が

22か24cmの中華なべのように両側に取っ手のついた鉄鍋。もともとは、

すき焼用につくられたタイプだったと思うが、すき焼きは、ほとんどつくった事は

ない。この二つのパンと鉄鍋で、ハンバーグとピラフをつくるのが、メインに

なっていた。

 

ツナピラフのレシピをざっと書くと、

 

1.鉄鍋を熱する。油はとくに引かなくても良い。

2.冷凍のミックス・ベジタブルを適量、鉄鍋に入れて解凍しながら炒める。

 (冷凍庫からそのまま出したものを使っていた)

3.冷ご飯を鍋に入れて炒める。

4.ツナ缶を開けて、オイルごと鍋に入れて炒める。

5.シーズニング・スパイスを一人分、鍋に入れて更に軽くかき混ぜる。

 (この時、火を消してしまって良い。余熱で炒める)

6.好みに応じて、バターひとかけを入れて、更に炒める。

 (バターライスのようなコクが出る。クドイのが苦手な人にはすすめない)

 

これで、終わりだが、付け合せに野菜サラダをつくる。レタスをちぎって水洗いし、

ボール皿に盛る。きゅうりを斜めにスライスしてその上に盛り付ける。ドレッシング

は、大抵、フレンチを使用。お金に余裕のある時は、更にトマトを四つ切りか八つ切

りにして、盛り付けていた。(当時の贅沢だった)