こんなおれにも
今週のお題「憧れの人」憧れの人がいました。ココロがオレそうなくらい大好き
でした。おれからその人を取ってしまったら何も残らないくらい大好きで、憧れて
いました。ある日、その人はおれから奪い取られるように、いなくなりました。
交通事故でした。おれは復讐を誓いました。セカイがこんなに残酷ならば、おれ
も残酷になってやる、と思った当時のおれはチューニでした。でも、憧れの人が
毎晩、夢の中に現れ「あなたの言う事を何でも聞くから、セカイに復讐するのは、
やめて」というではありませんか。チューニとは言え、当時絶倫だったおれは夢の中
でも絶倫だったので、やりまくりました。一晩に20回やって2年くらい過ぎたころ
おれのココロにも秋風が吹いていました。「この女も飽きたな」まるで、秋の隙間
風のように、そんな思いがおれのココロを過ぎるのです。おれは、おれの憧れの人を
サーカスに売り飛ばして、自分好みの美少女型アンドロイドをつくりました。当時の
おれはチューニだったので、うまく拵える事が、できました。それでおれはおなか
いっぱいの日々を過ごしましたが、何か?「そんな夢を見た」と言う話です。ムキ
にならないでください。