おれの憧れの人が

今週のお題「憧れの人」机と情交していました。それは、もうラブラブで下手な

AVとか顔負けでした。おれは特別招待席でかぶりつき状態でした。おれはチューニ

だったので、女子の裸が珍しい年頃でした。許してあげてください。いや、別に

許してくれなくてもフツーにかぶりつきなんですけどね。てか、こんなシュールな

状況って、いつもおんなじ夢に決まってるんだから、許すも許さないもあるわけない

し。

そこで、次はおれとやる、と言うことになってチューニのおれは夢の中ですけど

憧れの人を、ものにすることができました。机が先にヤッていたので、幾分ゆるゆる

でしたが、悪くはなかったです。てか、ヤッてしまうと、憧れの気持ちが、フツーと

好きの中間より若干フツー寄りになってしまうもんだ、ということもわかりました。

まあ、もののついでだからと5,6回ヤッて終えました。当時のおれはチューニで

絶倫でした。もちろん、夢の中でですけどね。

 

しかし、既に気づいた読者の方もいらっしゃるかも知れませんが、夢の中では時間が

存在しないので順番待ちのようなことをしていても、すぐにおれの番になってしま

う。そうして60周くらいした頃でしょうか。夜が明け始めました。コレって現実?

と思っていると、椅子やら机やらは普段どおりの現実モードになり、すっかり、物体

のフリなどして、昨夜の乱交など素知らぬ顔、てか顔なんかないのですが、そんな

様子でした。

 

おれと憧れの人だけが人間形態のまま教室で二人きり。いいムードなのですが、おれ

通算5回掛ける60周くらいヤッてるので、もう、お腹いっぱいです。そそくさと

帰り支度を始めると、何と元憧れの人が「一緒に帰る」と言い出すではありません

か。おれはもう、本当におなかいっぱいだったので「おれは、もうおなかいっぱい

だから・・・」と言うと、「あたしも、おなかいっぱいで多分あなたの子だから

・・・」と言うではありませんか。「机の子とか椅子の子とか・・・」と言おうと

すると、「生物はあなただけだから。物体は無生物なので、妊娠させるとかムリ・・

・」と妙だけれども妙に論理的なことを言い出す始末。

 

結局二人でとぼとぼ帰り、そのまま夫婦になって幸せに暮らしました。

 

そんな夢を見た。と言いたいところですが、最後の部分はおれが強引に幕引きの

エンディングを付け足した。本当は「困ってるおれ」の部分で終わってるが、どうせ

夢だから、何でもいいんだ。ところで夢の中で「憧れだった人」になっちゃった

「憧れの人」は、その後どうなったか、と言うと・・・事務機の机屋と結婚して離婚

して、椅子職人と結婚して離婚して、ロッカーそのほかと駆け落ちしたり、いろいろ

あって・・・まあ、この話はいつか。長いし。夢の中なら時間は存在しないけど、現

実世界じゃ時間食うだけだし、さして面白くもないし、グダグダの終わり方で、リア

リズム文学みたいだし、読んで損したみたくなるし。ホント、グダグダだから。