自己言及的#11
自作を語る記事の第3回めです。
#3へ行く前にこんな事を書いている記事とかもありますが・・・
まあ、なんとかかんとか、#3へと突入していくわけですよ。
リンゴ狩り#3・・・(練習作品、未完) - 今週の「お題」ブログ
で、上は下書き段階の、#3でして
この下が、最初から最後まで書いた完成版です。
なんか泣き言を書いてる記事もあるぽい時期も、確かにあったのですが、
#3、書き始めが難しかったので、後で、エピソード挿入すればいいやぽい
感じで書き始めました。あー、も少し詳しく言うと、係官とのやり取りでイチロー君
のキャラ掘り下げぽい事とか、そーゆーの後で付け加えればいいやぽい感じですね。
あと、人物背景に触れるみたいな、コレ後半の伏線として書けば良かったように作者
的には思ってるぽいです。って他人事みたいですけれど。
で、まあ、完成した方は、係官とのやり取りも、MP5試射も、簡略型回想シーンへと
落とし込んじゃって、イチロー君の人物背景とかも省略ぽい感じになりました。
まあ、何とか締め切りまでに書き上げようと思ってたから、なのですけど。
#3は短かったので、つづけて#4へ。下書きですけれど。
で、戦闘シーンですねえ。突っ込みどころは、あると思いますよ、多々。
イチロー君とリンゴの群れの位置関係なんかは、数学的描写です。三角関数の
超基礎ですけど、リンゴの群れって高度11.5mくらいのところにいるわけです。
てか、ピタゴラスの定理だけでもわかるぽいので、簡潔な書き方が出来たと
作者は自己満足してるぽい状態です。しかし、機銃掃射、近接射撃、ナイフでの
近接格闘戦、と三つ書いているだけなのに、妙に文章が長くなる。
「ですます」調の敬体表現は、ハードアクションには向いていない、と言う
当たり前の事に苦しみながら、それでも作者、最後まで書いてるぽい、
まあ、そんな感じの場面ですねえ。
個人的にご都合主義描写ぽいと思ってるのは、やっぱベレッタ2丁が
同時にジャミングを起こすシーン。でも、コレやらないと、次の
ナイフの格闘戦にまで、持っていけなかったので。時間的余裕があれば、何か
うまいアイディアが出るまで、放っておく事もできたのですが。
ナイフでの格闘戦は、文学的アレゴリーになっています。ナイフの角を
額に一本生やしているイチロー君は、本分にあるような「犀」ではなく
ユニコーンですねえ。「処女性」の象徴でもある。で、イチロー君が
チューニ的な「少年性」そのもの、と言うか、「少年性」を具現化した
キャラになっている。
しかし、家に帰ると同棲しているクミコという女性が登場。チューニ的で
14歳の少年キャラと、たいていの読者が抱いていたイメージを裏切り
おとなキャラに設定変更しなくてはならない。しかも、少年性の問題から
すると、イチロー君は「童貞」でなくてはならないのに、恐らく、クミコ
とは、何度もヤッている。ユニコーンのイメージが象徴する「処女性」と
相容れない。この#4の最後の部分で異化作用をもたらすキャラ、クミコを
登場させたのは、#5へと続く伏線であり、リンゴの正体も#5で・・・
まあ、いわゆる「クリフ・ハンガー」的な「引っ張って終る」系にしました。
この部分も、まあまあ、気に入っています。
で、話は、#5へ「つづく」と。